釈尊涅槃会
- sakufudou
- 2月16日
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2月15日はお釈迦様の入滅された日とされ、多くの寺院で涅槃図が掛けられ法要が営まれます。涅槃とは梵語ニルヴァーナの音写で「煩悩の炎を吹き消すこと」という意味です。覚りを得た後に更にすべての欲求をも滅した状態のことです。釈尊の入滅が完全なる涅槃を示すことであり、究極の安楽と諸行無常を教えています。
悟りを得た阿羅漢の弟子達でさえ偉大な師の入滅を嘆き、帰依の人々や神々、また鳥獣や虫までも悲しみに打ちひしがれている様子を画いた涅槃図。この図像の前で仏法に出会えたことに感謝し、釈尊を讃歎するのが涅槃会です。
覚盛寺の涅槃図は京都東福寺の大涅槃図の縮小印刷です。この涅槃図は珍しく猫がいることで有名です。涅槃図に何故猫が画かれないのかについては様々な説がありますが、どれも俗説でハッキリしません。保護猫サラちゃんが居る覚盛寺としては、猫がいる涅槃図が相応しいかと思っています。3月15日まで掛けておりますのでお参りの際は拝んでいって下さい。
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