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執筆者の写真sakufudou

残念な古仏


 今朝、納骨堂の入り口辺りに紙袋に入った古い仏像を発見いたしました。木造の馬頭観音と陶製の弘法大師・大黒天。そして初代覚盛和尚が授けた不動剣です。先週は見当たらなかったのでその後かと思いますが、断り無く置いていかれたものです。拝みものなので捨てるのには忍びないからなのか、バチが当たると嫌だからなのか、お寺に置いておけば上手く処分してくれると思ったのでしょうか。おそらくはそのお宅の先代の方が祀られていたのを邪魔になって持ってきたのでしょう。

 本堂の正面には住職の連絡先も貼ってありますし、現在は寺に常駐の坊守も居ます。一声掛けてくれれば受け取れます。供養料を取られると思って黙って置いていったのでしょうか。置いてあった場所も雨ざらしの所ですし、目立たない納骨堂の裏の入り口です。

 こういうのは納めたことになりません。だだの遺棄です。誰かがなんとかしてくれるだろうという甘えた行為です。供養したことにはなりません。バチが当たるとは言いませんが、人として徳を欠く行為ですし、仏様を蔑ろにする行為です。その結果は良いものであるとは思えませんね。自分が拝んでいなくとも、親族が拝まれたことに敬意を持っていればこういう事は出来ないと思います。

 こういう無責任なことはやめましょう。

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